火鳥(宮城県仙台市)

仙台は青葉区国分町から少しビジネスビルの方へ向かった2階にこちらのお店はあります。この日も満席で賑わっておりました。

グラスワインは白赤で用意がありますが、とても暑かったのでビールと串6本のセット+トマトベーコンをオーダーしスタート。
ビールはNYのクラフトビール ブルックリンラガー ディフェンダーIPAです。パッションフルーツやグレープフルーツのような爽やかさが火照った身体を鎮め熱々の串に向けて食欲を亢進させます。

砂肝の食感と塩加減、ビールの爽快感がたまりません。

ねぎまの鳥もも肉はもっちもちです。この辺りでワインを注文!ちゃんと店主さんが自分で選びこんな温度で楽しんで欲しいと提供してくれます。

フランスのロワール地方トゥーレーヌ
ピエール=オリヴィエ・ボノームのヴァンクール・ヴァンキュ(ガメイ70%、カベルネフラン30%)
ラズベリーやブルーベリー、ハックルベリーの酸味を伴った果実感とすみれや紫蘇の香りがしました。一番最初は少しシュワシュワした酸がありましたがすぐに落ち着き、ねっとりと口に残る甘みも・・・タンニンはありますが細かく程よい渋さを演出しています。炭火焼のニュアンスって強すぎないけどそれなりに感じるタンニンが欲しくなります。
さすがあらゆるお酒に精通している店主さんです。こちらは冷やし気味から始めて温度を上げながら楽しみました。

ぼんじり、ハツと続きます。ぼんじりのジュワッとくる脂、ハツのパツパツとした食感と旨味。どちらにもぴったりくる赤ワインでした。赤ワインって重たいんでしょって思う方も結構いると思うんですが、こういう自然派ワインは軽やかに爽やかに楽しめるしネガティブな要素もないので是非飲んでもらいたいです。

次の手羽先、トマトベーコンに行く前におすすめの白ワインをオーダー!てっきりこちらも自然派ワイン、特に最近流行のオレンジワインに近いものが来るかと思いきや綺麗なリースリングでした!一応こちらも製法はビオディナミですが感じないくらい丁寧に綺麗に作られています。

スロヴァキア シャトーベラ・リースリング2018(リースリング100%)
レモンやライムのようなしっかりとした酸があり、柑橘の香りが強いのにその中に花の蜜の甘さも広がってきます。鉱物的な香りもあり余韻には心地よい苦味、ミネラルを感じます。ねっとりした甘みとボディがあり口の中でお肉と一緒に楽しめました。
2017年のものはアルコールが14.5%もありもっとオイルの香りが強かったのですが2018年の方が綺麗に纏まってて好きですね。
ここはエゴンミュラーというドイツの帝王と言っても過言ではないモーゼルの生産者が関わっているんですね。

写真撮る前に骨外しちゃいました笑

ベーコンとチーズにも負けない力強さと芯のある酸ですっきり!こういう力のあるリースリングは案外和食なんかでも使いやすい気がします。

つくねのタレとの相性もばっちり!

気軽に焼き鳥が食べれて店主こだわりのワイン(日本酒やビールも豊富です)があるお店でした。

店主の方は気さくですが焼く時はとても真剣な眼差しです。お酒の話も楽しく感じるままに説明してくれるので知識なんかなくても楽しく飲めます!

いつも食卓にワインを!
楽しんでいきましょう!!

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